秋田県警にて男性育休取得促進研修を行いました(11/24)
秋田県警察本部の職員向けに男性育休取得率の向上のための研修を行いました。ここ数年秋田県警察内での男性職員育児休業取得率は向上しており、全国の警察本部から視察や問合せが相次いでいるようです。ただし取得率の向上に伴い、取得日数が短くなってきているという課題を抱えていました。
今回お話をしたのは男性育休取得を何のために行うのか、育休中にどんなことをするのか、そして取得後に自分がどうなっていたいのかを改めて考え、職場も取得に向けて全面的にバックアップできる状況をいち早く整備する必要がある、これらのポイントについて深堀してみました。
NPO法人ファザーリング・ジャパンでのこの手のセミナーでもお伝えしていると思うのですが、育児はママが中心になるものの赤ちゃんを授かった時からママも1年生。ママだけが先行しているわけではないのです、ただ経験値(時間)の差が後々響いてきます。では生まれたあとに何をすべきか?一番は出産という人生での大きな変化点を経たママに対する心身両面でのサポート。そして生まれてきた赤ちゃんに対しての知識を事前に入れておくことでスムーズに育児休業期間に突入できることでしょう。
取得された方はほぼ全員が取得してよかった、妻の為にも自分のためにも子どものためにも時間を使うことができ、自分自身も様々なスキルアップができたと言います。その通りですね。取得しない理由を並べるのではなく取得してからできなかったこと、できたことを振り返り今後の育児に繋げてほしいと思います。
そして職場も理解をすること、また育児休業明けて帰ってきた職員を温かく迎えてほしいところです。男性職員が育児休業を取得することで自分が変わり、家庭が変わり、そして職場や社会が変化する。そんな好循環を生むためにも様々な業種において男性職員の育児休業取得がもっともっと増えていくことを期待します。